祝!30年一筋!トライアスリート!!
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第7胸骨破裂骨折⑬

さて、退院した翌日から積極的に出来る事はなるべく行う事を目標として現場に!

入院中もウォーキング中に声を出して指導に支障が出ない様に一人で可能な事は
リハビリとして行っていました。

歩く事は問題ありませんでしたが、上半身をどの程度使えるのか心配でした・・
肩回りは右の肩甲骨が骨折しているので無理に動かせずに、と言っても痛みは
あまり感じなかったので恐る恐る回したりしていました。

そして、退院後一夜明けていざ現場に!
初日は行きは電車で帰りは自宅までウォーキングのリハビリ。

指導は3週間前と変わらず行えましたが少し声が出しにくい感じでした。
やはり3週間空くと声も出しにくくなります。

それでも、現場での指導が行えとても充実した退院1日目です。

帰宅後モーニングスイムの指導と帰路のウォーキング6㎞で疲労感は
マックスのようです・・・
昼食をとるのも面倒なくらい疲労感を感じ昼食後は2-3時間? 
ほど深い眠りについてしまいました。
それでも、夜になると立っている事がとても辛く背中の痛みと違和感で横に
なる時間が増えてしまいました。

こんな状態が3週間以上続いていました・・

海での指導は2コマある途中休憩は、車でひっそりと寝ていました・・
体力が持たないので・・

健康な身体で3週間休暇を取るのとは訳が違い、身体はまだまだ元に戻るには
程遠い位置にいる事だけは分かります。

退院後、一番心配だったのは転倒はもちろんですが、横になった時、起き上が
る時に起こる

「目まい」10日間の寝たきりでここまで平衡感覚が無くなると思ってもいなか
った後遺症です。

横になるとグルグル回っている感じが数分続きます。
そして、起床後起き上がる時もすぐには起き上がる事が出来ずに数分間目が回るのが
納まるまで待っています。

9月12日に退院して目まいが収まったのは9月23日頃です・・・

実に3週間ほど目まいに悩まされていました。

それと同時に、痛み止めもやめてみました・・
どの程度痛みが出るのか、心配でしたが我慢できない痛みではありませんでした。


そんな事で退院後もすぐに現場に復帰して毎日が現場でのリハビリとなりました。

退院後、家に帰って来て一番ほっとしたのはやはりお風呂に入って自分のベッド
で寝る事が出来た瞬間でした。

病院のベッドでは感じる事が出来なかった身体が沈み込んで深い眠りにつく事が
出来るのです。この違いは本当に感じました。

続く・・・・





第7胸骨破裂骨折⑫

2020年がスタートしました。

時間が過ぎるのはあっという間に感じます・・
でも、それは健康で日々の仕事、生活を順調に進める事が出来て感じるのです。

入院中、そして退院後、思うように身体が動かせない時期は同じ時間の流れが本当に遅くストレスが溜まりました。

今はケガをする前と変わらない感覚で時間の速さを感じる事が出来ます。手術から4カ月と少し経過しています・・日常の生活は問題ありません。

さて、⑪から少し時間が空いてしまいましたが、退院の日を迎えドクターには内緒で病院の敷地の外に早朝ウォーキングに出たのです。

そこで感じたのが病院内にいる自分は全ての人から患者として守られていたという当たり前の事。

一旦病院の敷地を出ると歩道を歩いているにも関わらずすれ違う人々、自転車、背後から近づいて来る人、自転車、車道を走る車、全てが恐怖に感じました。

もし、ぶつかって来たらどうしようと経験した事のない恐怖を感じました。

コルセットを付けていると言っても見た目は普通に歩いている「人」でしか思われません。

全身8か所の骨折そして、手術後10日ほど経過した人ではないのです。

この恐怖は退院に迎えに来てくれた知り合いの車に
乗った際にも消えません。
私とは異なる感覚のブレーキのタイミング、速度、車線変更、申訳ないのですが全てが怖いと思ってしまいました。

さらに、翌日の電車内も同様、翌々日には車も運転してしまいましたが、さらに恐怖心が増しました。

車の運転では少しでも安全を確保しようと初心者マークを付けて制限速度を守り周囲に猛アピールして安全運転に心がけました。

さらに、細い道や見通しの悪い道路は避けてなるべく大きな幹線道路を走る選択を行い事故のリスクを回避します。

この心がけは今でも続いているので生涯に渡って続けようと思います。

こんなに恐怖心が自分を支配して生活するのははじめてでした。
ドクターからの「今転倒したり大きな衝撃を受けると次は大変な手術になるから・・」と言う言葉が常に頭に残っているからです。

退院後、翌日から現場での指導に復帰し少しづつ回復しましたが、最初の2-3週間は午前中で体力を使い果たし午後は2-3時間の昼寝をしなければ動けないほどでした。

夕方には立っている事も辛い状況が続きました。

それでも日に日に身体と気持ちは回復し仕事も順調に消化出来、退院後1カ月検診も問題なく順調と判断されました。

背中の手術痕は日によって痛みや違和感、ずっしりと重く感じたり、気圧の変化などで頭痛が出たりと以前の健康な身体とは比べ物にならないほど、身体の状態としては低下しています。

コルセットを外して身体を見ても元々少ない筋肉がさらに少なくなっているのでが見て分かりました。

本格的なトレーニングは3カ月後からなので退院後はエアロバイクを購入して室内でエアロバイク、外ではウォーキングの2つで汗を流していました。

地道なリハビリの時期でした・・・

続く

第7胸骨破裂骨折⑪

手術が無事終わり、快適ではありませんが一人で行動出来るようになりとても前向きな気持ちになりました。

ウォーキングも日に日に距離を伸ばし、歩いている時は痛みさえも感じないほどです。

座っている時よりも立っている時のほうが痛みは少ないように感じました。
ただ、長い時間立ちっぱなし、座りぱなっしでは背中、腰のあたりが痛みだしてしまいます。

横になった時は本当にスーッと身体が浮いていくような感じです・・

手術5日後は5.7km


6日は後は9.7km


7日後は10.6kmと10㎞を超え


8日後は12.1km!>>最長距離


もちろん一度にこの距離を歩ける訳ではなく朝ごはん前、昼ご飯前、夕飯前と3回に分けてウォーキングの後に食事が出来る流れを作りました。

そして、この期間はなるべく病室に戻らないで1日を過ごす事を目標に夜の睡眠の質を上げる事を考えていました。

退院後すぐに指導の現場に戻る事を目標にすることで無理なく前向きに時間を過ごす事が出来ます。

この時期は自由に歩く事が出来始めたので、出来る事は多少の無理をしてでもやる事がリハビリとなっていたように思います。

身体は本当に正直で歩き始め、距離を伸ばして行くにつれてどんどん回復して行く感じを受けます。
食事も出される分だけでは足りなくなり、+αの捕食を買いに行くようになりました。

さらに、早歩きを行い汗をかくことで味の濃いものが欲しくなります。コルセット、本当に暑い!

身体は本当に正直に反応して行くようです。

しかし、この時はまだ病院内にいる入院患者だったのでその後に襲って来る恐怖など知る由もありませんでした・・・


続く・・・・



第7胸骨破裂骨折⑩

さて、本格的なリハビリが始まり院内を自由に歩けるようになったので、様々な事が出来るようになりました。

まず、洗顔と歯磨き。
寝たきりの時は歯を磨くのではなく、専用シートで「拭く」と言うものでした。
しかし、朝起きて、食事の後に、と自由に磨くことが出来ました。

洗顔は濡れタオルで拭いていましたが、どうにか洗面所で通常通り洗う事が出来ました。

ただ、洗顔をするには洗面所がとても低く(車いす対応)私にとっては背中、腰が曲げられないので足を開いてスクワットのようなスタイルでどうにか蛇口に近づけます。

歯磨きはコップなので問題ありません。

また、自分でシャワーも浴びられるようになりました。
背中の手術の痕はまだ濡らしてはいけないので、背中全体に防水シートを張ってもらい頭から通常通りシャワーを浴びる事が出来ました。

ただ、立っていると不安定なのでシャワー室には椅子が置いてありここに座ってシャワーして下さいと言われました。
便利ですが、変な感じです・・

私が入院している階は整形外科なので一人でシャワーを浴びる事が出来る方が少ないので、好きな時に自由に使えました。

そして、リハビリも順調に進み1日目、2日目と歩く距離も伸ばし院内を自由に歩けるようになったので(手術後3日目)リハビリの先生に外に出ても良いか、聞いてみると病院の入り口の前の道を行ったり来たりだったら良いとの事だったので早速外に!

11日ぶりの太陽です!



9月の初めだったのでまだまだ35度近くの気温と眩しい太陽に生き返ったような感じでした。
入院してから身体は冷える一方でしたが、太陽の光を全身に浴びる事が出来て身体の中心からエネルギーが沸いて来たようにも感じました。

少しの間、周りの方には変な奴と思われていたかもしれませんが、眼を閉じて両手を広げて深い深呼吸を何度も繰り返しました。

本当に気持ちが前向きになります、太陽の光は!!

そして、2回に分けて最初の外出では4.2㎞を歩けました。



コルセットをつけているので汗だくです・・・

それでも外を歩ける事で十分充実した日を過ごす事が出来ました。

こうなれば、元アスリート魂が欲をかき始め、明日は5㎞オーバー、そして数日後には10㎞目標と目先の目標を勝手に作って、自己満足の日々を送って行くのです。

幸い外でのウォーキングを行ってもレントゲンの結果は良好との事でさらに歩く事に自信を持つことが出来ました。

しかし、背中の痛みは続き、痛み止めは欠かさず飲む日です。

次回につづく・・・・・


第7胸骨破裂骨折⑨

手術が無事終了し、翌日も穏やかに過ごしいよいよ本格的なリハビリに入りました。

リハビリは私にとって、トレーニングという事でいつも使用しているザムストさんのソックスを履いてスタンバイ。

しかし、靴下を履くのにとても大変です・・背中を曲げられないので・・

そして、手術2日後はまだ一人では歩くことが安定しないのでリハビリ室に行くには看護師さんが一緒に付き添ってくれました。

人生初のリハビリ室。大勢の方がリハビリの先生とマンツーマンで20分ほどでしょうか、懸命に身体を動かしていました。

初日に行った中では仰向けに寝ている状態で背中に風船のような袋を入れて腹圧でその風船を潰しながらさらに足を前後に動かすというものがありました。

私の担当のリハビリの先生はこれを使ったのは初めて!と嬉しそうでした。
私が元アスリートという事でリクエストを出しておいたので、とてもきつい種目を多く準備してくれていました・・

この腹筋は正直とてもきつかった!

今後のトレーニングでも使えそうな種目です。
腹筋と言えば身体を寝かしたり起こしたり、と言うスタンダードなスタイルが中心ですが、この腹筋は表面だけではなく、内側の筋肉もしっかり使う事が出来ます。

背中を曲げられない私にとってはとても有意義な腹筋です。これならば、ベッドの上で一人でも出来ます。

その後も何種目か行いましたが、最後の10分ほどエアロバイクを漕ぎましたが、終わった後バイクから降りた瞬間膝が笑っているような感じでした・・・

たった10分しかも100ワットも出ていない状態でこの身体の反応は悲しくなりました・・

そんな感じで初日のリハビリが終了。

その後、自分で歩行の練習を行い前日よりスムーズに歩けるようになったのでこの日から待望の一人トイレの許可が出ました!

トイレに自由に行けることがこの時点では最高の幸せです。そして、トイレの壁にある手すりが本当に役に立ちます。今まで気にした事もありませんでしたが、トイレの横に付いている手すりがないと不安でした。

そして、この日の夕飯は久しぶりに私の好きな鯖の味噌煮でした。五目御飯も嬉しいですね・・・

少し動いて、自分でトイレに行けたのでいつもより食欲があった記憶があります。

こうして、無事手術2日目も回復に向かい順調に過ごす事が出来ました。

次回に続く・・・・・

第7胸骨破裂骨折⑧

無事手術が終わりICUで一晩過ごして翌日のお昼ご飯から一般病棟に移りました。

手術直後の今まで味わった事のない痛みから解放され、と言っても強力な痛み止めを2日間点滴してもらっていたので痛みが軽減されていました。

しかし、痛み止めが切れた3日目の夜は痛みでほとんど寝る事が出来ませんでした。

まあそれでも直後の痛みに比べるとかなり軽減しましたが、痛い!!と言うのが正直なところでした。

写真は手術前日の私・・・・翌日の痛みをまだ知らない平和な?時でした・・・

まだ寝たきりで身体を動かせないのでこのような状態で食事を摂っていました。慣れれば無理なく食べる事が出来るのです・・



そして、これが手術翌日の私・・・

自分で見てもやっぱり、疲労感が出ています・・


コルセットを巻いて10日ぶりに上体を起こしました。そして、写真はベッドから出て車いすに座ったところです・・腕には点滴があります・・

ここで思った以上に三半規管が機能していない事に驚きました。

上体を起こしてから数分間は眼が回ってしまい起き上がる事が出来ないのです。起き上がる時だけではなく一度起き上がって横になっても今度は寝た状態で天井がくるくる回ってくるのです。こんなにも身体は弱っているのか、と愕然としました。これはこの日から4週間以上続きました。

そして、この日から車いすでリハビリを行う予定でしたが車いすに移る際にヒョイと立てたのでリハビリの先生が歩ける?と聞いてくれたので10日ぶりに歩く事に!

点滴棒を支えに5mほど歩きましたが、上手く足が前に出ません・・
ここでも思っていた以上に身体が弱っている事を確認してしまいました。

それでも、明日から歩行も入れてリハビリを開始しましょうという事が決まり、歩行が出来れば自分で自分の行きたいと時にトイレに行けます!この時はこれが何よりのやるきの希望でした。

そして、手術後の私の身体にはチタンのプレートとボルトがしっかりと埋め込まれていました。



現在3カ月経過していますが、このチタンプレートとボルトは取らないでこのまま一生付き合って行くという事です。

まれに皮膚から飛び出したりしたら抜くようですが・・・

板の間などに寝るとプレートが入っている箇所が当たり身体に異物が入っているのがよく分かります・・

まあ、このチタンがなければ今日が事故からちょうど3カ月だったのでこんなに長く入院している事になります。

3カ月安静の入院後の復活は思っただけでゾッとします・・・現代医療に感謝感謝の手術翌日でした。

そして、手術2日後からリハビリ室でのリハビリ開始となります!

次回以降に続く・・・

第7胸骨破裂骨折⑦

入院8日目>>手術当日。

この日は待ちに待った?と言うと変ですが手術の日となりました。

体調も回復しており、骨折の痛みもなく平常心拍数も日常で40台。就寝中は30台中盤という事でした。
選手時代も起床時の心拍数は40‐42程だったので、就寝中はさらに低い事は分かっていましたが、未だ30台という事で継続して身体を動かしている事で維持できるのだな、と思いました。

そして、今思えばこれから起こる痛みや違和感の心配もなく早く回復できるという嬉しさの方が強かったと記憶しています。

手術の予定は午後だったのですが、正確な時間はその前の手術の進行によって変わるので流動的でした。

予定していた時間よりも3時間ほど遅れていよいよ手術となりました。

今回は破裂骨折している第7胸椎をプレートで壁を作り脊髄に飛び出さない様に固定します。

後々聞いたのですが、この術式は2019年4月からこの病院では開始されたという事です。
それ以前であれば背中の傷も大きく痛みも酷かったという事ですが、今回は必要最低限の傷口で済ませる事が出来たという事でタイミングが良かったようです。

手術を行う場所は写真の赤い円の下のほうの胸椎です。ここが第7胸椎。
背骨の形が無く崩れているのが分かります。右側に通っている脊髄が傷ついてしまうと麻痺が残ったり最悪車いす状態、という事を最初の病院で言われました。



上の楕円の胸椎は圧迫骨折の箇所です。
これが他に2か所ありました・・・

まずは手術が始まる前に全身麻酔があります。

麻酔科のドクターの説明を聞いた後、すぐに記憶が無くなり手術開始となりました。

時間は2時間30分程度です。

終了後、家族が待つ部屋に行くと目がうっすらとさめたと同時に背中に激しい痛みを感じました。

家族がいたのは覚えていますが、あまりの痛みに歯を食いしばって痛みと戦っている事で精一杯でした。

これまでのどのようなきつい、苦しかったトレーニングもこの時ばかりは楽に思えました・・・

これがずっと続くのか?と心配になりましたが、終了後すぐに点滴の痛み止めを2日間流してもらい痛みは急激に収まりました。

手術は成功しこの日はICUで一晩過ごして翌日一般病棟に移りました。

夜は数時間おきに目が覚めて中々時間が進んでくれなかった事を思い出します。

翌朝の朝食の時間がやって来て普段通りの朝食が運ばれ食欲も普通にあり、一般病へと移動する事ができました。

この日が上向き、寝たきりの日の最終日となりました。

夜は痛み止めのおかげで思った以上に深く寝る事が出来ます。

背中にはチタンのプレートとボルトが入っているので身体には大きな変化がありますが、気持ちは元気でした。

そうして無事手術の1日が過ぎました。


参考までに頭蓋骨の骨折の写真も・・・



右の縦にある線が骨折した部分です。
山なりのギザギザの傷は赤ちゃんの時から誰にでもある傷だという事です。

頭蓋骨は1週間から2週間すれば元に戻るので心配ありませんと、言われました。

ただ不思議だったのが、頭の左を8針縫ったのに反対側の右部分が骨折しているのでドクターに聞いたところ、脳は水の中で浮いているような状態なので落下した時に脳が揺れて反対側にぶつかった衝撃で骨折したのでしょう、という事です。

今思えば体中分散して多くの骨折で良かったと思います。
衝撃が分散され身体に障害が残らずに済んだのかもしれません・・・
これが1か所に集中していたらとても大惨事になっていたかもしれません・・

そして、翌日からリハビリが始まりました。

第7胸骨破裂骨折⑥

入院6日目~7日目

安静にして6日目の朝も何事もなく平穏にやって来ました。
この日は土曜日という事で本来であれば海で指導の日です。
当然向かう事が出来ないので、代行指導でお願いする事に・・・
さらに、毎回受付を手伝ってくれる妻の友人たちも海に来てくれ、普段とは異なる雰囲気で無事開催する事が出来ました・・・

送られてくる写真を見ながらほっとしていました。

そして、転院をして食事の主食を米から大好きなパンに変えたのですが、おかずが和食なのでパンは合いませんでした。

ちなみに、朝、昼、夕の食事です・・







だいたい、お腹の上あたりにトレーが乗っています・・・パンは袋に入って暖かいのです。

そして、何事もなく過ぎ去った1日でした。


入院7日目>>手術前日

この日は手術前日という事で全身をシャワーで綺麗にすることが出来ました。

シャワー用のベッドに移り、移動する際は看護師さん3人が掛かりです・・・

寝ながら食事、トイレが出来るようになり、最後は寝ながらシャワーと言う貴重な経験が出来ました。

ベッドと言うよりも担架に柵がついてブルーシートが敷いてあるような感じのものです。

ここに寝ながらシャワーを浴びました。
足と背中だけは自分で洗えないので看護師さんに、それ以外は寝ながらでも出来る範囲で自分で洗います。髪の毛も自分でガシガシ洗えました。

1週間ぶりのシャワーで生き返ったような感じでした。

この日は他に予定はなく、明日の手術を待つばかりでした。


第7胸骨破裂骨折⑤

入院5日目。
今日は東海大病院に転院の日です。

この日は早朝からとても良い天気で、
綺麗な朝焼けを見る事が出来ました・・・



仕事柄4時には目が覚めてしまい、そこから朝食までの時間が長くとてもストレスが溜まります・・

転院は午後の予定だったので昼食を食べてという事でしたが、なんと昼食がテーブルの上に出て来た次の瞬間、移動しますよ~

と、言われテーブルの上の食事は食べる事無く転院となりました。
これが幻の?メニュー。


そして、いざ転院!

病院から病院への移動なので民間の車を呼ぶのかな?と思っていたら病院にある救急車で移動でした。

走行中はサイレンは鳴らさずに一般車と同じように走行して約30分ほどの移動を終えて、東海大病院に到着。

個室が待っています。

とても広いソファー付きの部屋です。



さらに、シャワーとトイレ、洗面台も付いていますが、起き上がる事が出来ない私には無用です・・しかし、家族には好評でした。

結局この個室は2泊3日で1泊5,000円の4人部屋に移動しました。

食事も最初に運ばれた病院に比べるとなんだか豪華に見えました・・少しカロリーが多めです。

そして、ここに転院してようやく便が出ました。5日目の事です。

約30分くらい格闘してようやく出した・・
と言う感じで便秘。

これまで便秘などしたことが無かったのですが、下剤を2日ほど飲んでようやく出ましたが、汗だくで腹筋の良いリハビリになりました。

便を出すのにこんなに腹筋を使った事もありません。

そして、思った事。
便を出すのにこれほど苦労したことは今までありません。そして、これからもないと思います。

ベッドの上での便はとても大変です!
重力が無い事も辛さを増していると思います。

便が終わると看護師さんが処理をしてくれるのですが、消臭剤も撒いてくれます。

??個室だから良いけどこれが、4人部屋になったら他の患者さんに迷惑がかかる?と心配になりました・・・

それでもようやく便が出た事で食事も美味しく頂けました。


そして、明日は再度検査を行います。

入院5日目が終了。

未だ、横向きは禁止。
仰向けで寝る事5日間。

手術が待ち遠しい1日でした。



第7胸骨破裂骨折④

入院4日目。まだ、救急救命の部屋です・・

この日は特に検査などなく一日寝たきりの状態。
ただ、初日からいた場所から窓際の場所に移動する事が出来ました。

一通り検査が終わり、頭の内出血も大丈夫との事で看護師さんの目の前の場所からここでは一番?
良い場所に移動できました。

ベッドから3日ぶりに外の景色を見る事が出来ました。こんな景色↓



8月29日木曜日はこんなに天気が良く、暑い夏の終わりの1日でした・・

この日にはじめて家族から自分の詳細の怪我の状況を教えてもらいました。

初日に家族が呼ばれた時にドクターから言われた事を娘がスマホに録音してくれたらしく、骨折の箇所をすべて教えてもらえました。
ドクターからではなく、家族からです・・

全身8か所の骨折ですが、不思議と痛みは全くありません。

以前肋骨にヒビが入った時は1本でも痛かった記憶がありますが、8か所でも寝たきりなので痛みはありませんでした。

特に右の肩甲骨を骨折していると聞いたので、心配で(スイムには大きく影響が出るかもしれないので)動かしてもほとんど痛みや違和感がなく本当に折れているのか?
と、感じるくらいでした。

胸骨や腰椎は動かせないので痛みは感じません。

でも、背中と腰の筋肉に強い張りを感じ痛むのでこちらの方がストレスが溜まります。

そして、事故から4日目という事で髪の毛も気になります・・(洗っていない・・)
当分髪の毛は洗えないだろうな、と思っていたらベッドの上で寝ながら看護師さんが洗ってくれたのです。

身体を動かせなくてもなんでも出来てしまうのですね。まあ、脊髄に異常がなかったので出来たようです。

そして、食事はこんな感じです。



1日1800キロカロリー。全く動かないので1日の基礎代謝分で抑えているのでしょう。
おかずは皆さん変わらずでご飯の量が変わるようです。



夕飯がハンバーグだったので予めカットしてもらって食べる事が出来ました。

入院してから出された食事は残さず全て食べていました。食事だけが私の身体を回復させてくれる唯一の私が出来る事なので、よく噛んで食べました。

心拍数も40台に落ち着いて来て身体は回復基調にあるようです。

便は未だ出ず・・・

明日は転院の日です。



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